SSC脱毛とは?他の脱毛方式との違い

SSC脱毛とは?他の脱毛方式との違い

SSC脱毛は、美容脱毛サロンで採用されてきた光脱毛方式のひとつです。「IPL脱毛やSHR脱毛と何が違う?」「痛みは少ない?」「SSC脱毛で永久脱毛できる?」と気になっている方も多いでしょう。

SSCは一般に「Smooth Skin Control(スムース・スキン・コントロール)」の略として説明され、光と専用ジェル・美容液などを組み合わせて施術する方式として知られています。ただし、現在はSSCを発展させた独自方式を採用するサロンもあり、昔のSSC脱毛の説明がそのまま現在のサービス内容に当てはまるとは限りません。この記事では、SSC脱毛の仕組みや効果、痛み、回数の考え方、IPL・SHR・医療脱毛との違いまで詳しく解説します。

SSC脱毛とは?仕組みや効果をわかりやすく解説

SSC脱毛は、光を照射する美容ライト脱毛の一種として扱われています。代表例として知られるミュゼプラチナムでは、現在、従来方式を発展させた「S.S.C. iPS care方式」を案内しています。

まずは、SSC脱毛がどのような位置づけの脱毛なのか、永久脱毛との違いも含めて確認しましょう

SSC脱毛でわかっておきたい4つのポイント

  • 美容脱毛サロンで行われる光脱毛方式のひとつ
  • 光とジェル・美容液などを組み合わせた施術として知られている
  • 医療レーザー脱毛ではなく、永久脱毛を目的とする施術ではない
  • 現在はサロン独自に進化したSSC方式もあるため、実際の機器・施術内容の確認が必要

美容ライト脱毛について、日本エステティック振興協議会は「除毛・減毛を目的とし、皮膚に負担を与えず毛の幹細胞を破壊しない範囲でエステティックサロンで行われる光脱毛」と定義しています。

 

SSCという名称だけを見るのではなく、「どのサロンが、どの機器とケア用品を使い、どのような施術を提供しているか」まで確認することが大切です。

SSCは光とジェルなどを組み合わせる方式として知られる

従来のSSC方式は、専用ジェルを肌へ塗布し、クリプトンライトと呼ばれる光を照射する方式として説明されてきました。光だけでなく、ジェルとの組み合わせを特徴としている点が、IPL方式などと比較したときの代表的な違いです。

一方、SSC方式を採用してきたサロンでも施術内容は進化しています。ミュゼプラチナムの現在の公式ページでは、「S.S.C. iPS care方式」として、iPS細胞培養上清液を保湿成分として配合した「iPトリートメントエッセンス」を使用する方法を案内しています。

 

2022年に同社が発表した情報では、従来使用していたジェルをミストタイプの美容液へ変更したことも説明されています。そのため、「SSC脱毛=必ずジェルを塗ってクリプトンライトを当てる」という古い説明だけで現在のSSC系サービスすべてを説明するのは正確ではありません。

SSC脱毛は永久脱毛ではない

SSC脱毛を検討するときに特に重要なのが、医療脱毛との違いです。SSC脱毛は美容サロンで行われる美容ライト脱毛であり、医療レーザー脱毛と同じ永久脱毛を目的とする施術ではありません。

厚生労働省は、レーザー光線またはその他の強力なエネルギーを持つ光線を毛根部分へ照射し、毛乳頭などを破壊する行為について、医師が行うのでなければ保健衛生上危害が生じるおそれがある行為としています。

比較項目SSC脱毛医療脱毛
種類美容ライト脱毛医療脱毛
施術場所美容脱毛サロンクリニックなどの医療機関
目的美容目的の除毛・減毛医療行為として脱毛を行う
毛の発生に関わる組織の破壊行えない医療行為として可能
永久脱毛を目的に選べるか不可選択肢になる
 

国民生活センターも、エステでは光照射などによる一時的な除毛・減毛など、医行為に該当しない範囲の施術しか行えないと説明しています。「SSCなら永久脱毛できる」と考えて契約しないよう注意しましょう。

効果を感じる回数には個人差がある

SSC脱毛を何回受ければ満足できるかは、毛量、毛質、部位、使用機器、照射条件、希望する仕上がりなどで異なります。そのため「SSC脱毛なら○回で必ずツルツルになる」と一律に断定することはできません。

【必要回数を左右する主なポイント】

  • もともとの毛量・毛の太さ
  • ワキ・VIO・顔・腕・脚など施術する部位
  • 使用するSSC系脱毛機の仕様
  • 照射出力や施術間隔
  • 自己処理が楽になれば満足なのか
  • できるだけ毛を目立ちにくくしたいのか
 

美容脱毛は医療脱毛とは出力や施術の位置づけが異なります。少ない回数で高い脱毛効果を目指したい人は、SSC脱毛だけでなく医療脱毛の回数・料金も比較するとよいでしょう。

SSC脱毛とIPL・SHR脱毛の違いを比較

美容脱毛にはSSC以外にも、IPLやSHRなどさまざまな方式があります。名称が多いため複雑に見えますが、主に「どのような光・照射方法を利用するか」「何を特徴としているか」で整理すると分かりやすくなります。

ただし、方式名だけで痛みや効果を断定することはできません。実際の機器、出力、肌質・毛質によって施術の感じ方は変わります。

SSC・IPL・SHRの違いを一覧で比較

比較項目SSCIPLSHR
主な位置づけ美容ライト脱毛美容ライト脱毛美容ライト脱毛
特徴光と専用ジェル・美容液などを組み合わせる方式として知られるメラニンへの反応を利用する光方式として知られる比較的低いエネルギーを連続照射する蓄熱式として説明されることが多い
濃い毛機器・条件によるメラニンの多い太い毛と相性がよいとされる機器・条件による
産毛機器・条件による濃い毛と比べ反応しにくい場合がある産毛にも対応しやすいと案内される場合がある
痛み比較的刺激へ配慮した方式として案内されることがある濃い毛では刺激を感じる場合がある刺激を抑えやすい方式として案内されることがある
永久脱毛不可不可不可
 

この表は各方式の一般的な特徴を整理したものです。同じ「IPL」「SHR」と書かれていても、メーカーや機種によって波長域、照射方法、冷却性能などが異なります。サロン独自の呼称が付いている場合もあるため、方式名だけで優劣を決めないことが重要です。

IPL脱毛との違い|濃い毛へのアプローチを重視する方式

IPLは「Intense Pulsed Light」の略で、広い波長域を持つ光を照射する方式です。美容脱毛では、毛のメラニン色素への反応を利用した施術として説明されることが多く、ワキやVIOなど比較的濃く太い毛への施術で採用されています。

SSCがジェル・美容液などと光を組み合わせる考え方を特徴としてきたのに対し、IPLは光そのもののメラニンへの反応を利用する点が代表的な違いです。

【IPLを比較するときのポイント】

  • 太く濃い毛を中心に脱毛したいか
  • 使用するIPL機器は何か
  • 冷却機能があるか
  • 日焼け・肌色に関する照射条件はどうなっているか
  • 顔など細い毛への施術方針はどうなっているか
 

メラニンへの反応が強い方式では、毛が濃い部位ほど刺激を感じる場合があります。痛みについては体験照射などで確認するとよいでしょう。

SHR脱毛との違い|蓄熱式として知られる方式

SHRは「Super Hair Removal」などの名称で説明され、比較的低いエネルギーを連続的に照射して熱を蓄える方式として知られています。サロンによっては、毛包周辺へ穏やかに熱を与えることで、痛みに配慮した施術や産毛への対応を特徴として案内しています。

SSCが光とジェル・美容液などの組み合わせを特徴としてきたのに対し、SHRでは連続照射による蓄熱という照射方法が大きな特徴です。

  • SSC:専用ケア用品と光を組み合わせる方式として発展
  • IPL:メラニンへの光の反応を利用する方式として普及
  • SHR:比較的低いエネルギーを連続照射する蓄熱式として普及
 

ただし、「SHRなら毛周期を完全に無視できる」「産毛なら必ずSHRが最も効果的」などの断定には注意が必要です。実際の通う間隔や対象毛質は、使用機器とサロンの説明を確認してください。

THRなどサロン独自の方式名にも注意

美容脱毛ではSSC・IPL・SHR以外にも、THRなどさまざまな名称を目にします。さらに、同じ基本方式をベースに独自の美容液や冷却機能を組み合わせ、サロン独自の名称を付けているケースもあります。

【そのため、アルファベット3文字だけで比較するより、次の項目を確認した方が実際のサロン選びに役立ちます】

  • 機器の正式名称
  • 照射方法と冷却方法
  • 対応できる肌質・毛質
  • 顔・VIOなど希望部位への対応
  • 推奨される施術間隔
  • 痛みが強い場合の対応
  • 肌トラブル時のサポート
 

どの美容ライト脱毛方式であっても、エステで毛の発生に関わる組織を破壊する医療行為を行えるわけではありません。

SSC脱毛と医療脱毛の違いは?痛み・回数・安全性を解説

SSC脱毛と医療脱毛では、単に使用する機械が違うだけではありません。施術できる範囲、期待できる効果、施術者、トラブル時の対応まで異なります。

「刺激を抑えたいからSSC」「効果が高そうだから医療」と単純化せず、自分が最終的にどの程度毛を減らしたいかを基準に比較しましょう。

医療脱毛は毛の発生源へ作用できる

厚生労働省の通知では、レーザー光線などを毛根部分へ照射して毛乳頭等を破壊する行為は医行為に該当するとされています。医療脱毛では医療機関で医療レーザーなどを使用し、発毛に関わる組織へ作用させます。

一方、SSC脱毛は美容ライト脱毛です。日本エステティック振興協議会の自主基準上、美容ライト脱毛は毛の幹細胞を破壊しない範囲で行う除毛・減毛です。

効果の目的を整理すると
  • SSC脱毛:美容目的で毛を目立ちにくくし、自己処理の負担軽減を目指す
  • 医療脱毛:医療行為として発毛に関わる組織へ作用し、永久脱毛を目指す
 

「最終的には自己処理をほとんど不要にしたい」という目的が強い場合は、最初から医療脱毛を含めて比較した方がよいでしょう。

SSC脱毛の痛みは少ない?

SSC方式は、肌への刺激に配慮した美容脱毛として紹介されることがあります。ミュゼの現在のSSC系方式でも、専用美容液を使いながら施術するスキンケア発想が特徴として案内されています。

ただし、「SSCなら無痛」とは言えません。痛みの感じ方は毛の濃さ、部位、肌状態、照射出力、機器などによって異なります。

【痛みが不安な人が確認したいポイント】

  • テスト照射を受けられるか
  • ワキ・VIOなど濃い毛でどの程度刺激があるか
  • 冷却機能があるか
  • 刺激が強い場合に出力を調整できるか
  • 施術後の保湿・冷却ケアはあるか
 

なお、脱毛サロンでは医療用麻酔を使用できません。医療脱毛ではクリニックによって麻酔クリームなどを用意している場合があります。

肌トラブルが起きる可能性はゼロではない

出力が医療脱毛より抑えられている美容ライト脱毛でも、肌トラブルが絶対に起きないわけではありません。国民生活センターは、エステでの脱毛後に皮膚障害や熱傷などが生じた相談事例を公表しています。

医療脱毛なら施術を受けた医療機関で医師による診察を受けられますが、脱毛サロンのスタッフは診断や薬の処方を行えません。

【SSC脱毛を契約する前の安全チェック】

  • 施術前に肌質・毛質・健康状態を確認しているか
  • 使用する美容ライト脱毛機を説明してもらえるか
  • 日焼け・薬の服用など施術できない条件を説明しているか
  • 肌トラブル時の連絡方法が明確か
  • 提携医療機関がある場合、受診の流れまで説明されているか
 

日本エステティック振興協議会では、美容ライト脱毛機器適合審査や認定美容ライト脱毛エステティシャン制度も設けています。安全面を重視する人は、こうした取り組みの有無も確認材料になります。

ヒゲ・VIOなど濃い毛なら総回数と総額も比較

男性のヒゲやVIOなど、太く濃い毛を「できるだけツルツルにしたい」という場合は、1回の料金だけでSSC脱毛を選ばない方がよいでしょう。美容脱毛では満足するまで多くの回数が必要になる可能性があり、追加契約によって総額が増えることがあります。

比較ポイントSSC脱毛医療脱毛
1回の刺激刺激へ配慮した方式として案内されることがある強く感じる場合がある
必要回数希望状態によって多くなる可能性美容脱毛より少ない回数で満足できる可能性
永久脱毛不可対応可能
麻酔医療用麻酔は不可クリニックにより利用可能
トラブル時必要に応じ医療機関を受診医師へ相談可能
 

サロンのコース単価が安く見えても、最終的な施術回数によっては医療脱毛との差が小さくなる可能性があります。「何回通う想定か」「追加契約はいくらか」まで確認しましょう。

SSC脱毛のメリット・デメリットとおすすめな人

SSC脱毛には、肌への刺激に配慮した施術や、専用美容液などを組み合わせたスキンケア発想のサービスを選べるメリットがあります。

一方、医療脱毛ではないため永久脱毛を目的にはできません。方式名だけではなく、自分の希望する仕上がりと必要回数を基準に選びましょう。

SSC脱毛のメリット・デメリット

【主なメリット】

  • 刺激に配慮した美容ライト脱毛として検討できる
  • 専用ジェル・美容液などを組み合わせる方式がある
  • ムダ毛ケアとスキンケアを同時に重視するサロンがある
  • 医療レーザーの強い刺激が不安な人が比較候補にしやすい

【主なデメリット・注意点】

  • 永久脱毛を目的とする施術ではない
  • 必要回数には個人差があり、多数回必要になる可能性がある
  • 現在はSSC系方式の内容がサロンによって異なる
  • SSCを採用しているサロンは限られる
  • 肌トラブルが起きる可能性はゼロではない
  • サロンでは医師の診察や薬の処方を受けられない

SSC脱毛がおすすめな人

【おすすめな人チェックリスト】

  • 永久脱毛ではなく美容目的の除毛・減毛を希望している
  • 痛みや刺激に配慮した美容脱毛を探している
  • 専用美容液などを使ったスキンケアにも興味がある
  • 医療脱毛よりサロンでの施術を希望している
  • 回数を重ねながらムダ毛を目立ちにくくしたい
  • SSC方式を採用するサロンの料金・立地にメリットを感じる
 

SSCという名称そのものより、「美容脱毛でどこまでの状態を目指すのか」を明確にしたうえで選ぶことが大切です。

SSC脱毛をおすすめしにくい人

  • 永久脱毛を希望している
  • できるだけ少ない回数で高い脱毛効果を目指したい
  • 濃いヒゲをツルツルに近づけたい
  • 医師・看護師による施術を希望している
  • 痛みが強い場合に医療用麻酔を利用したい
  • 肌トラブル時に施術施設内ですぐ医師へ相談したい
 

特にヒゲ・VIOなど濃い毛を長期的にしっかり減らしたい場合は、SSC脱毛と医療脱毛の総額・回数を比較してから契約しましょう。

SSC脱毛の契約前に確認したいチェックリスト

  • 現在採用しているSSC方式の正式名称は何か
  • 使用する脱毛機の名称は何か
  • ジェル・美容液など何を使用するか
  • 希望部位に照射できるか
  • 自分の毛質では何回程度を想定しているか
  • コース総額と1回あたりの料金はいくらか
  • 追加施術の料金はいくらか
  • シェービング料金・キャンセル条件はどうなっているか
  • 希望する時間帯に予約を取りやすいか
  • 肌トラブル時の対応・医療連携はどうなっているか
  • 永久脱毛ではないことを理解したうえで目的に合っているか

SSC脱毛は、美容脱毛サロンで行われる美容ライト脱毛の一種で、光と専用ジェル・美容液などを組み合わせる方式として発展してきました。現在は従来型SSCを独自に進化させた方式もあり、サロンによって施術内容が異なるため、古い方式説明だけで判断しないことが重要です。

IPLはメラニンへの光の反応、SHRは比較的低いエネルギーを連続照射する蓄熱式、SSCは専用ケア用品と光を組み合わせる考え方が代表的な違いです。ただし、いずれもサロンで行う美容ライト脱毛であれば、医療脱毛と同じ永久脱毛を目的とする施術ではありません。

 

「痛み」「毛質」「必要回数」「総額」「永久脱毛を希望するか」の5点を整理し、SSC・IPL・SHRという方式名だけではなく、実際に使用する機器と契約条件まで比較して自分に合った脱毛方法を選びましょう。

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