医療レーザー脱毛の種類まとめ

医療レーザー脱毛の種類まとめ

医療レーザー脱毛を調べると、「アレキサンドライト」「ダイオード」「ヤグ(YAG)」というレーザー名に加えて、「熱破壊式」「蓄熱式」という言葉も出てきます。種類が多く、どれを選べばよいのか分からない人も多いでしょう。

医療レーザー脱毛は、レーザーの種類(波長)と照射方式を分けて理解すると比較しやすくなります。2026年9月時点のクリニック公式情報を確認し、それぞれの特徴、向きやすい毛質・肌質、痛み、代表的な脱毛機、契約前の注意点を整理します。

医療レーザー脱毛は大きく3種類のレーザーがある

医療脱毛で一般的に使われるレーザーは、アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザーの3種類です。主な違いの一つが波長で、レーザーが届く深さやメラニンへの反応の仕方が異なります。

ただし「このレーザーなら全員に一番効く」というものではありません。毛質、部位、肌色、痛みへの感じ方などを考慮して選ぶことが重要です。

種類代表的な波長主な特徴代表的な機器例
アレキサンドライトレーザー755nmメラニンに反応しやすく、濃い毛で使われることが多いジェントルレーズプロ
ダイオードレーザー機種により異なる熱破壊式・蓄熱式の両方に対応する機種があるメディオスターNeXT PRO、メディオスターモノリス
ヤグレーザー1064nm波長が長く、深い位置までエネルギーを届けやすいジェントルマックスプロなど

アレキサンドライトレーザー|濃い毛で使われる代表的なレーザー

アレキサンドライトレーザーの代表的な波長は755nmです。国内の医療脱毛で広く使われており、ジェントルレーズプロなどに搭載されています。

メラニン色素に反応させて熱を発生させるため、黒く太い毛との相性を考えて使用されることが多いレーザーです。ワキやVIOなど濃い毛が多い部位で候補になります。

 

一方、肌のメラニンにも反応するため、日焼けや肌色によっては照射できない場合があります。また、メラニンの少ない細い毛・産毛では、太い毛と同じような反応が得られるとは限りません。

ダイオードレーザー|機種・照射方式の選択肢が多い

ダイオードレーザーは、多くの医療脱毛機で採用されています。機種によって波長が異なり、複数波長を同時に照射するタイプもあります。

たとえばメディオスターNeXT PROは808nmと940nmの2波長を同時照射し、蓄熱式と熱破壊式の両方に対応します。後継機のメディオスターモノリスも蓄熱式・熱破壊式を切り替えられるダイオードレーザー機です。

 

「ダイオードレーザー=蓄熱式」と説明されることがありますが、これは正確ではありません。ダイオードレーザーでも熱破壊式で照射できる機種があります。レーザーの種類と照射方式は別々に確認しましょう。

ヤグレーザー|波長が長く深い毛にもアプローチ

ヤグレーザーの代表的な波長は1064nmで、3種類の中では波長が長く、皮膚の深い位置までエネルギーを届けやすい特徴があります。男性のヒゲなど深い位置に毛根がある毛や、脱毛を進めて残った毛への選択肢になることがあります。

ジェントルマックスプロはアレキサンドライトレーザーとヤグレーザーを切り替えられる熱破壊式機器です。湘南美容クリニックでは、ヤグレーザーを男性の顔・首、男女VIOで選択できると案内しています。

 

一方、ヤグレーザーは深部に熱が届くため、痛みを強く感じる場合があります。同院もヤグ照射では麻酔クリームの使用を推奨しています。痛みが不安な人は麻酔料金も確認しましょう。

2波長・3波長を搭載する脱毛機もある

現在の医療脱毛機は、一つのレーザーだけを搭載するとは限りません。ジェントルマックスプロはアレキサンドライトとヤグの2波長を切り替えられ、スプレンダーXはアレキサンドライトとヤグを組み合わせて照射します。

また、複数波長を同時照射するダイオード系機器もあります。全身では部位によって毛の太さ・深さが異なるため、複数波長を活用できる機器が選択肢になります。

 

ただし「波長が多いほど効果が高い」とは言えません。機械のスペックだけでなく、実際にどの方式・設定で照射するかも重要です。

熱破壊式と蓄熱式の違いは?

レーザーの種類とは別に理解しておきたいのが照射方式です。医療レーザー脱毛では主に熱破壊式と蓄熱式が使われています。

両者はレーザーの出力方法、主に狙う発毛組織、毛が抜けるまでの経過、痛みの感じ方などが異なります。

比較熱破壊式蓄熱式
照射高出力を瞬間的に照射低出力を連続照射して熱を蓄積
主な標的毛乳頭・毛母細胞などバルジ領域など
得意とされる毛太く濃い毛細い毛・産毛にも使われる
抜け落ちる目安1~2週間程度2~4週間程度
痛み比較的感じやすい比較的抑えやすい
褐色肌照射できない場合がある対応できる場合がある

熱破壊式|太く濃い毛を狙いやすい

熱破壊式は高出力のレーザーを瞬間的に照射し、毛乳頭や毛母細胞などの発毛組織を破壊する方式です。照射後は1~2週間ほどで毛が抜け落ちることがあります。

濃い毛はメラニンが多く熱が発生しやすいため、ワキ・VIOなどの太い毛で使われることが多い方式です。一方、高出力を瞬間的に照射するため、蓄熱式と比べて刺激を強く感じる傾向があります。

 

照射直後に毛が飛び出す「ポップアップ現象」が起こる場合もありますが、ポップアップが起きたかどうかだけで最終的な効果を判断することはできません。

蓄熱式|低出力を繰り返して熱を蓄える

蓄熱式は低出力のレーザーを繰り返し照射し、皮膚内部へ徐々に熱を蓄積してバルジ領域などの発毛組織を破壊する方式です。毛が抜け落ちるまでの目安は2~4週間程度とされています。

熱破壊式より1回の出力を抑えて照射するため、刺激を感じにくい傾向があります。産毛への照射や、肌色によって熱破壊式が使いにくいケースで選択されることもあります。

 

ただし「蓄熱式は痛くない」「日焼け肌でも必ず照射できる」という意味ではありません。肌状態によって照射を断られることはあり、刺激の感じ方にも個人差があります。

熱破壊式と蓄熱式はどちらが効果が高い?

単純に「熱破壊式のほうが上」「蓄熱式は効果が弱い」と決めるのは適切ではありません。狙う発毛組織や照射方法が異なり、毛質・肌質・部位に合わせて使い分けられています。

 

熱破壊式は照射後比較的早く毛が抜けるため、効果を実感しやすいと感じる人もいます。一方、蓄熱式は抜け落ちるまで2~4週間程度かかるため、「すぐ抜けない=効いていない」と誤解しないようにしましょう。

同じ脱毛機で両方式を使えることもある

脱毛機の名前だけで照射方式を判断できない場合があります。メディオスターNeXT PROやメディオスターモノリスのように、同じ機器で蓄熱式と熱破壊式を使い分けられる機種もあります。

 

そのため契約時は「この院に何の機械がありますか」だけでなく、「自分の契約プランではどの照射方式を使えるか」「方式を指定できるか」まで聞くことが重要です。

代表的な医療レーザー脱毛機の種類

レーザーや方式を理解したら、実際の脱毛機も確認しておきましょう。クリニックによって導入機種が異なり、同じチェーンでも院ごとに設置状況が違うことがあります。

また、機械を指定できるクリニックでも、指定すると予約可能な日時が少なくなる場合があります。

ジェントルレーズプロ

ジェントルレーズプロは、755nmのアレキサンドライトレーザーを使用する熱破壊式の医療脱毛機です。冷却機能を備え、ジェルを塗らずスポット状に照射します。

 

アレキサンドライトレーザーを希望する人が比較しやすい代表的な機器ですが、肌色や日焼け状態によって照射可否は変わります。

ジェントルマックスプロ

ジェントルマックスプロは、755nmのアレキサンドライトレーザーと1064nmのヤグレーザーを切り替えられる熱破壊式機器です。

 

一台で異なる2波長を扱えることが特徴です。ただし、導入しているだけで患者が自由に波長を選べるとは限りません。部位や肌状態によって医療従事者が判断する院もあるため、希望がある場合は事前に確認してください。

メディオスターNeXT PRO・モノリス

メディオスターNeXT PROはダイオードレーザーを使用し、808nmと940nmの2波長を同時照射します。蓄熱式と熱破壊式の両方に対応しています。

メディオスターモノリスはその後継機で、こちらもダイオードレーザーを使用し、蓄熱式・熱破壊式を使い分けられます。

 

蓄熱式を希望する人によく知られたシリーズですが、実際の照射方式はクリニックのプランや部位によって異なります。

スプレンダーXなど複数波長タイプ

スプレンダーXはアレキサンドライトレーザーとヤグレーザーの2波長を搭載した熱破壊式機器です。四角形の照射面を使うなど、機器によって照射方法や冷却方法にも違いがあります。

 

ほかにも複数の波長を搭載する医療脱毛機があります。商品名だけで比較するより、レーザーの種類、照射方式、冷却、希望部位への適性をセットで確認しましょう。

自分に合う医療レーザー脱毛の選び方

医療レーザー脱毛は「人気機種だから選ぶ」より、自分の毛質・肌質・希望部位に合うかを確認することが大切です。全身脱毛では一人の体にも太い毛と細い毛が混在しています。

機械を指定したい人は、指定料金や予約への影響も含めて比較してください。

ワキ・VIOなど濃い毛が中心の場合

太く濃い毛では、アレキサンドライトレーザーや熱破壊式が候補になりやすいでしょう。VIOではヤグレーザーを選択できるクリニックもあります。

 

ただしVIOは痛みを感じやすい部位でもあります。麻酔の有無、料金、冷却方法、出力調整について確認しておくと安心です。

顔・背中など産毛が気になる場合

顔や背中は細い毛・産毛が多いため、ダイオードレーザーや蓄熱式を選択肢として説明するクリニックがあります。

 

ただし産毛はメラニンが少なく、濃い毛より回数が必要になる場合があります。さらに顔・背中などでは硬毛化が起こる可能性もあるため、保証や対応方針も確認してください。

日焼け・褐色肌の場合

肌のメラニンが多いと、レーザーの種類や出力によってはやけどのリスクが高まり、照射できないことがあります。蓄熱式やヤグレーザーが選択肢になるケースはありますが、肌色だけで自己判断しないでください。

 

「褐色肌対応」と案内される機械でも、直近の日焼けや炎症がある場合などは施術を見合わせる可能性があります。診察で肌状態を確認してもらいましょう。

契約前に確認したいチェックリスト

  • 導入している脱毛機の正式名称
  • アレキサンドライト・ダイオード・ヤグのどれを使うか
  • 熱破壊式・蓄熱式のどちらで照射するか
  • 自分で機械や方式を指定できるか
  • 指定すると追加料金がかかるか
  • 機械指定で予約枠が減らないか
  • VIO・顔など部位によって機械が変わるか
  • 麻酔料金と利用条件
  • 日焼け・色素沈着がある場合の対応
  • 硬毛化・やけど・毛嚢炎などの対応

医療レーザー脱毛で一般的なレーザーは、アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、ヤグレーザーの3種類です。さらに照射方法として熱破壊式と蓄熱式があり、「レーザーの種類」と「照射方式」は別の分類として理解する必要があります。

濃い毛、産毛、深い毛、肌色などによって選択肢は変わります。また、一台で2波長を扱う機器や、蓄熱式・熱破壊式を切り替えられる機器もあるため、機械名だけでは施術内容を判断できません。

 

契約前には「どの脱毛機があるか」だけでなく、自分のプラン・部位では実際にどのレーザーと照射方式を使うのかまで確認しましょう。医師や看護師に毛質・肌状態を見てもらい、自分に適した方法を相談することが、機械の人気だけで選ぶより重要です。

施術・契約前に確認したいこと

脱毛の効果、必要回数、痛みや肌反応には個人差があります。持病・服薬・皮膚症状などに不安がある場合や、施術後に強い痛み、水ぶくれ、広がる赤み・腫れなどが生じた場合は、自己判断せず医師・医療機関へ相談してください。本記事は一般的な情報を提供するもので、特定の効果や安全性を保証するものではありません。

料金、プラン、キャンペーン、店舗・院情報、予約・キャンセル・解約・返金条件などは変更されることがあります。利用・契約前に各公式サイトまたは施術先で最新情報と適用条件、総額をご確認ください。

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